ブレードランナー2049

やっと見たかったブレードランナー2049が見れました!





あの名作の続編ということと、2時間40分の長さということで心して見ないといけない作品だなぁと思いつつ見るのを先伸ばししていたけど、期待以上でとても良かったです。


賛否両論なのも納得で、娯楽作品として見始めると肩透かしをくらうので、苦手な人は本当に苦手なタイプの映画だと思います。


テーマがわかり辛く、観客は誰の目線で物語を見たらいいのかわからないままストーリーが進んでいきます。(ここらへんも本家っぽくてすごく良かった)


不思議なエピソードの断片が続いていき、一体何を見せられているんだ?というモヤモヤした気持ちになりつつも、映像の美しさにため息が出ます。


かなり暗い映像でうっすら感じる光が本当に美しい。私が好きなフェルメールの絵画のようです。本家のリドリースコットを彷彿とさせるような映像美の連続に圧倒されます。


間がすごくて、台詞言うのかな?って思ってたら5秒くらい間があいて台詞が出てくる。こういうところも冗長過ぎて苦手な人がいそうだけど、私ははまっちゃいました。


フランス映画とか好きな人は好きかもしれないです。


テーマがテーマなだけにあまりアメリカでは評価されなかったようですが(アメリカでは進化論を信じていない人がまだたくさんいるらしい)、私の中では好きな映画ベスト10に入れたくなるような素晴らしい作品でありました。