逢坂冬馬さんの「同志少女よ、敵を撃て」を読みました。
第二次世界大戦の独ソ戦争を舞台に、まだ年端もゆかない少女が好むと好まざるに関わらず戦争の渦の中に巻き込まれて行きます。
少しでもロシアやウクライナ情勢の理解に、と思って読みましたが、ロシアのことをよく思っていないウクライナ人が出てきたりしてドキッとしました。
美しいスラブ人の少女が運命の歯車を狂わされて…というところに耽美的なものを感じつつも、突きつけられた現実に涙涙…。
思わず悲鳴をあげてしまうシーンがたくさんありました。
(。>_<。)
殺さないと殺されてしまう…という状況の中で自分だったらどうするんだろう?と自問自答しながら読みましたが辛すぎました。
(›´ω`‹ )
振り上げた拳が下ろせないということは、ある意味本当の不幸です。
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチの「戦争は女の顔をしていない 」も読んでみたいと思いました。