というわけで、またまた好きな映画のお話。
「マレーナ」はイタリアの宝石といわれた、モニカ・ベルッチ主演の映画です。監督はニューシネマ・パラダイスでお馴染みのジュゼッペ・トルナトーレ。
映画としてはニューシネマ・パラダイスのほうが好きだけど、この作品はシチリアとモニカ・ベルッチが美しくていつまでも記憶に残っています。
第二次世界対戦が終わったばかりのイタリアのシチリア島が舞台で、美しさゆえに運命の歯車に狂わされる一人の女性と、その女性に恋心を持ちながらも、ただ見つめることしか出来なかった少年の、悲しくて切ないお話です。
映画を見終わった後で知ったけどマレーナという名前は、マリア・マグダレアのことを指すこともあるらしい。
↓マリア・マグダレアについて書いた記事。
元娼婦でありキリストの妻とも言われるマリア・マグダレア。(もちろん公式には認められていません)
やっぱりこの映画のテーマは贖罪(しょくざい)なのかもしれない。元恋人の男性がマレーナに対する愛情を手離さなかったのがこの映画の中の唯一の救いだなと思います。